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【公式】スモール・アックス

海外ドラマ スターチャンネルEX 編集部
【公式】スモール・アックス
アカデミー賞受賞『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督・脚本。世界中の賞レースを席巻した、5本の”映画” アンソロジー・シリーズ。

目次[非表示]

  1. イントロダクション
  2. ストーリー/キャスト&スタッフ
    1. 第1話『マングローブ』
    2. 第2話『ラヴァーズ・ロック』
    3. 第3話『レッド、ホワイト&ブルー』
    4. 第4話『アレックス・ウィートル』
    5. 第5話『エデュケーション』
  3. 予告編ほか関連動画
  4. 著名人からの推薦コメント
  5. SMALL AXE PODCAST|ホスト:宇野維正
  6. 『スモール・アックス』×シマ・シンヤ コラボイラスト
  7. 関連記事
  8. 加入方法
アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞で作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督が、初めて挑んだTVシリーズ。自身のルーツであるイギリスのカリブ系移民コミュニティにスポットライトを当て、1960〜80年代のロンドンを舞台に、カリブ系黒人住民たちの人生の喜びと哀しみ、自らの運命を変えようと苦悩し格闘した人々の姿を、実話をベースにした5本の“映画” で綴った、感動のアンソロジー。『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ボイエガ、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライトら、注目の実力派俳優が出演。

出典: YouTube

イントロダクション

『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督が手掛けた、賞レース24受賞・85ノミネートの大傑作
アカデミー賞作品賞を受賞して話題となった『それでも夜は明ける』の俊才スティーヴ・マックイーン監督が、自身のルーツであるロンドンのカリブ系コミュニティの人種差別の歴史にスポットライトを当てた、5本の”映画” から成るアンソロジー・シリーズ。カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに2本(第1話『マングローブ』&第2話『ラヴァーズ・ロック』)が選出されて大きな話題を呼び、2020年11月にBBCで放送が開始されるや大絶賛を浴び、その後、さまざまな賞レースを席巻して世界規模の注目を集めることとなった。アカデミー賞の前哨戦であるロサンゼルス映画批評家協会賞では『ノマドランド』を抑え、TVシリーズとして初めて最優秀作品賞を受賞したことは、歴史的な快挙に。オバマ元大統領は「2020年のベスト”映画”」に第2話『ラヴァーズ・ロック』を選んだ。一方、一つ一つのエピソードを“Film=映画”と位置付け、いわば5本のTV映画として構想・製作された本シリーズは、劇場用に製作された作品ではないという理由でアカデミー賞の選考基準から外れ、映画業界に「映画とは何か?」という議論を巻き起こした。
ジョン・ボイエガ、レティーシャ・ライトら実力派キャストの迫真の演技、無名の若手俳優の発掘
イギリスのカリブ系黒人が経験してきたこれまであまり語られなかった史実を、ジョン・ボイエガ(『スター・ウォーズ』シリーズ)、レティーシャ・ライト(『ブラックパンサー』)、マラカイ・カービー(ドラマ『DEVILS~金融の悪魔』)ら実力派が熱演。第1話『マングローブ』で反人種差別運動家を熱演したマラカイ・カービーは英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門で最優秀助演男優賞を受賞、第3話『レッド、ホワイト&ブルー』の主人公を演じたジョン・ボイエガはゴールデン・グローブ賞で最優秀助演男優賞を受賞した。さらに、往年のベテラン俳優やまだ機会に恵まれていない若手黒人俳優にチャンスを与えたいという監督の意向で、無名の若手俳優たちを多数起用。キャスティング・ディレクターを務めたゲイリー・デイヴィは、製作の裏方を表彰する英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ技能部門でキャスティング賞の受賞に輝いた。
“BLM運動” に至るまでの、知られざる⾧い闘いの歴史
2020年、アメリカで、白人警官による不当な暴力によってアフリカ系アメリカ人男性が死亡する事件が発生した。この「ジョージ・フロイド事件」に抗議する大規模なデモの報道で、一躍世界中に響き渡った“Black Lives Matter(BLM)”というスローガン。しかし、この言葉が生まれたのは、2012年に同じく白人警官が黒人少年を射殺した「トレイボン・マーティン射殺事件」への抗議が発端だったと言われている。“BLM”という言葉はなくとも、その源流と言える“闘い” には知られざる⾧い歴史があった。本作では、「イギリス」、「カリブ系黒人」という視点が興味深い。マックイーン監督は自身にとって初のTVシリーズとなった本作について、「私の母親でも家で気軽に観られるように、TVで放送する作品として作りたいと思った」と語っている。さまざまな切り口で描かれる5つの物語を通して見えてくる1つの大きなメッセージ。今、多くの人々に見てほしい、知ってほしいテーマだ。
ボブ・マーリーのレゲエ曲「Small Axe」に歌われた不屈のメッセージ。
シリーズのタイトルである『スモール・アックス(Small Axe)』は、1973年にボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのアルバム「Burnin’」に収録されたレゲエ曲「Small Axe」から取られている。その歌詞の中に引用されたことで世界的に有名になったフレーズ「If you are the big tree, we are the small axe(おまえが大きな木なら、俺たちは小さな斧だ)」は、19世紀後半まで続いた黒人奴隷貿易に起源を持つジャマイカなどカリブ地域のアフリカ系黒人コミュニティに伝わる諺で、権力を持つ者を大きな木に喩え、自分たちは小さな斧だが、刃を研ぎ澄ましいつでも切り倒してやる、という反骨のメッセージが込められている。全話を通してレゲエやスティールパンの鳴り響く中南米音楽が作品の重要な要素で、特に第2話『ラヴァーズ・ロック』は、レゲエのジャンルの一つ”ラヴァーズ・ロック”の楽曲がふんだんに散りばめられた青春ラブストーリー。理不尽な社会の中でも彼らのルーツの音楽が常に身近にあり、歌い踊り陽気に生きる彼らの本来の姿が描かれている。

ストーリー/キャスト&スタッフ

第1話『マングローブ』

スモール・アックス

人種差別主義の警察を相手に裁判で闘った9人の勇者を描いた実話。ノッティングヒルの料理店「マングローブ」はアフロ・カリビアン住民の憩いの場として親しまれていたが、白人警官に目をつけられ、ある日突然オーナーのフランクが不当逮捕されてしまう。その後も店には警察の手入れが繰り返され、怒りが頂点に達した住民たちはデモを行い、逮捕されたフランクらは警察を相手に裁判で争うことを決意する。

フランク・クリッチロウ
演:ショーン・パークス

カリブ料理レストラン「マングローブ」のオーナー。“マングローブ9”の一人。

アルシア・ジョーンズ=ルコワント
演:レティーシャ・ライト

ブリティッシュ・ブラックパンサー活動家のリーダー。“マングローブ9”の一人。

ダーカス・ハウ
演:マラカイ・カービー

人権活動家。“マングローブ9”の一人。

第2話『ラヴァーズ・ロック』

スモール・アックス

1980年のとある晩、ウエスト・ロンドンで開かれたレゲエのハウスパーティーに、カリブ系移民の若い男女が集まってくる。街のナイトクラブで白人たちから歓迎されない彼らは、こうして自分たちの家でパーティーを開いていて楽しんでいる。若者たちの間で人気なのは、恋愛をテーマにした“ラヴァーズ・ロック”と呼ばれる新時代のレゲエ音楽。その夜、マーサはフランクリンという青年に出会い…。

マーサ
演:アマラ=ジェイ・セント・オービン

レゲエのハウスパーティーでフランクリンと恋に落ちる。

フランクリン
演:マイケル・ウォード

レゲエのハウスパーティーでマーサと恋に落ちる。

第3話『レッド、ホワイト&ブルー』

スモール・アックス

白人優位主義の警察組織を変革しようとした男の実話。父親が白人警察にリンチされたことから、警察官になって差別体質の組織を内側から変えたいと志したカリブ系黒人青年リロイ・ローガン。父親の反対を押し切って警察官になった彼は、理想に燃え意気込みを新たにする。だが、同胞のカリブ系住民からは裏切り者扱いされ、同僚の白人警官からは嫌がらせを受ける板挟みの現実が待っていた…。

リロイ・ローガン
演:ジョン・ボイエガ

「全国黒人警察官協会」を設立し、警察内部からの差別撤廃に挑んだ、ロンドン警視庁の警察官。

第4話『アレックス・ウィートル』

スモール・アックス

1981年、黒人と警察が衝突したブリクストン暴動に関与して刑務所に収監された、ガーディアン賞受賞作家アレックス・ウィートルの半生を描いた実話。両親を知らず、15歳まで白人系養護施設で育ったアレックスは、ある出会いをきっかけに自分のルーツに目覚め・・・。

アレックス・ウィートル
演:シェイ・コール

大英帝国勲章受章作家。白人系養護施設で愛と家族を知らずに育つが、あるきっかけで自分のルーツを知り、コミュニティを見つける。

第5話『エデュケーション』

スモール・アックス

科学に興味を持つ12歳の聡明な少年キングズリー。読字障害がある彼は、IQが低いという理由で特別支援学校に転校させられる。しかし、その学校は教師が教室でタバコを吸ったり授業を放棄するなど劣悪な教育環境だった。ある日、彼の母親は、息子の他にもカリブ系黒人の子供たちが同じ支援学校に転校させられているという、“非公式”の隔離政策が行われている事実を知る…。実話に基づくドラマ。

キングズリー・スミス
演:ケニヤ・サンディ

読字障害のある12歳の少年。黒人の生徒を特別支援学校に転校させる非公式の隔離政策により教育の機会を奪われる。
スタッフ

監督・脚本・製作総指揮:スティーヴ・マックイーン(『それでも夜は明ける』)
製作総指揮: トレイシー・スコフィールド(『堕天使のパスポート』)、ローズ・ガーネット(『ジュディ 虹の彼方に』)、ほか

予告編ほか関連動画

各話の予告編や、マックイーン監督自身が舞台裏を語る特別映像

出典: YouTube

著名人からの推薦コメント

歴史書や思想書を読むだけでは得られない、喜怒哀楽の激しい感情と、最高の音楽と、新しい気づき。5つのエピソードで立体的に英国カリブ系コミュニティを描いた『スモール・アックス』で、スティーヴ・マックイーン監督は映画以上の「何か」に到達している。
――宇野維正(映画、音楽ジャーナリスト)


イギリスに住むカリブ系黒人に対する白人社会の苛烈で暴力的、かつ陰湿な差別。だが、そこに一筋の光を差し込ませる5話のアンソロジー。世界がまたしても戦火に見舞われたいまだからこそ、いっそう心に染みてくる。
――大谷昭宏(ジャーナリスト)


完璧な構図の連続、匂いまでしそうな質感で語られる密度の高い群像劇。無言の瞬間にも想像させられる、経験の様々、その痛み、希望。英国からあまり輸出されて来なかった方の、英国の物語です。
――シマ・シンヤ(漫画家)


本編で使用されている音楽、登場人物のファッションがとてもツボで、イギリスに住むジャマイカ人(カリブ諸国)の文化が華麗に描写されていて存分に楽しめました。『マングローブ』は実話と思うと悔しくて涙を流さずにはいられなかったです。でも、そんな中でも時折訪れる安堵の時間が柔らかく力強く美しかったです。
『ラヴァーズ・ロック』は大学時代を思い出すようなシーンもあってノスタルジックな気分になりました。
――Daichi Yamamoto(アーティスト)


初めてジェームズ・ボールドウィンを知った時と同様の、強烈な衝撃を受けました。
5つのストーリーに込めた、怒り、情熱、愛、思いやり。
BLMを心の底から叫ぶ、スティーヴ・マックイーンの声が聞こえる。今観るべき、傑作です。
『ブラックパンサー』の“シュリ”がブラックパンサー党のリーダーを演じるウィットも好きです。
――立田敦子(映画ジャーナリスト)


全5話、異なるそれぞれのストーリー全てに心に刻まれる言葉と、流れる至極の名曲の数々!喜怒哀楽の感情を掻き乱され揺さぶられた人類史、記録、記憶、伝えるべきメッセージ!今と昔、何が変わって何が変わらないのか。"今"この作品に出会えたことに感謝します。是非、良い音で観て感じて欲しい!
――Chozen LEE(レゲエアーティスト(FIRE BALL・THE BANG ATTACK)


マックイーン監督はかつてインタビューで、『それでも夜は明ける』を撮った理由を「私の祖先は奴隷。その現実を描いた映画がそれまでなかった」と語り、「私は『黒人監督』と言い表されるが、その前に人間だ」と言った。その言葉の重みが、英国のカリブ系の現実をつづったこの5作品で迫り来るはずだ。
――藤えりか(朝日新聞記者)


スティーヴ・マックイーンによる、愛と闘争とリディムで溢れかえった特濃アンソロジー。これを観たなら、UKブラックの作るレゲエやドリル、グライムがもっと好きになるはず!
――長谷川町蔵(文筆家)
レゲェという音楽の世界的な人気は、そもそも第二次大戦後にイギリスに渡ったカリブ海からの大勢の移民の存在によるものです。彼らの立場から語ったこの見事な一連のドラマは多くの英国人にさえ知られていない現実で、制度的な差別を理解するためにも必見です。
――ピーター・バラカン(ブロードキャスター)


英国のカリブ系黒人たちの苦難の歴史の中に時折訪れる、祝祭的な場面の音楽性が涙が出るほど素晴らしい。 唯一無二の作品だと思います。
――山崎まどか(コラムニスト)


1960年代後期から70年代初期にかけて、イギリスに住むアフリカン・カリビアン系の人たちが受けてきた弾圧、人種差別。それから50年を経ても世界中で分断が進み、人種差別はなくならない。不屈の意思でそれに立ち向かうマングローブの9人たち。叩かれても叩かれても立ち上がり、弾圧に立ち向かう彼らにいつの間にか感情移入していた。
――吉岡正晴(音楽ジャーナリスト/DJ)

※50音順

SMALL AXE PODCAST|ホスト:宇野維正

「SMALL AXE PODCAST」では映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さんがホストとなって、様々なジャンルの識者をお呼びし異なる角度からスティーヴ・マックイーン監督初のTVシリーズ『スモール・アックス』の魅力に迫ります。本編を観る前にまずは聞いてみるものいいですし、本編を観たあとに聞けば、新しい発見が必ずあります。ぜひ一度、聞いてみませんか? >>番組詳細はこちら

『スモール・アックス』×シマ・シンヤ コラボイラスト

『スモール・アックス』×シマ・シンヤ コラボイラスト

ロンドンを舞台に、黒人の中年刑事とアジア系青年の数奇な運命を描いた、クライム・サスペンス漫画『ロスト・ラッド・ロンドン』などを手掛ける漫画家のシマ・シンヤが、ロンドン警視庁初の黒人警察官リロイ・ローガンの実話を描いた『スモール・アックス』第3話「レッド、ホワイト&ブルー」のワンシーンをイラスト化!

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