ジャン・コクトーの遺作となった映像詩。コクトー自身が演じる詩人が、時間と空間を超越しながら死と生の狭間を彷徨う姿を描く。
映画監督としても独自の美学を示した天才芸術家ジャン・コクトーが監督・脚本を務め、自ら主演した異色の映像詩。物語はコクトーが1950年に手掛けた映画『オルフェ』の終盤から始まり、コクトー演じる詩人が現代、古代、死の国などを彷徨い続ける。詩的な映像で綴られた芸術家の“遺言”ともいえる作品。コクトーの養子であるエドゥアール・デルミやユル・ブリンナー、カメオ出演のピカソ夫妻など多彩な共演者にも注目。
(c) 1959 STUDIOCANAL - Tous Droits Reserves