鬼才デレク・ジャーマン監督による伝記ドラマ。ルネッサンスに実在した画家カラヴァッジオの波乱万丈の人生を大胆な解釈で描く。
イタリア・ルネッサンスの異端の画家カラヴァッジオの謎に満ちた生涯を描いた伝記ドラマ。デレク・ジャーマン監督は、カラヴァッジオの実際の絵画を劇中に多数登場させた。カラヴァッジオを演じたナイジェル・テリーが、舞台で鍛え上げた声と存在感で破滅型の芸術家の苦悩を体現。彼を魅了する青年を演じたショーン・ビーンは、本作で一躍注目を集める存在に。また、ティルダ・スウィントンの映画デビュー作でもある。
(c) 1986 DEREK JARMAN