カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いたヴィム・ヴェンダース監督によるロードムービーの名作。放浪する男の家族との再会と別れを描く。
ヴィム・ヴェンダース監督がサム・シェパードの脚本を基に家族を失いさまよう男を描き、ロードムービーの頂点を極めた名作。愛に深く傷ついた男の心象を、荒涼としたアメリカ西部の原風景に投影させ、“マジックミラー越しの再会”など人と人との関係性を象徴する描写には息をのむ。ライ・クーダーが演奏するスライド・ギターの音色は、作品が持つ寂寥感を際立たせている。カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールに輝いた。
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