ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞した社会派ドラマ。義賊として名を馳せたシチリアの山賊サルバトーレ・ジュリアーノの暗殺事件を描く。
1950年のある日、シシリー島の小さな村で1人の男の射殺死体が見つかった。彼の名はサルバトーレ・ジュリアーノ。シシリーに独立運動が渦巻いた5年前、独立義勇軍の闘士としてファシスト政府に立ち向かった男だ。彼は一体、誰に殺されたのか?当局の捜査で、ジュリアーノがマフィアの一員であったことや、警察も絡んだ奇怪な当時の情勢が浮かび上がる。だが調べが進む中、事件の鍵を握る重要証人が裁判を前に殺されてしまう。
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