言葉を発する代わりにピアノによって自らの感情を表現する女と、野生的な男の愛を官能的に描いた不朽の名作。
19世紀半ば。6歳から口がきけない女性エイダは、娘を連れてスコットランドからニュージーランドに住むスチュアートのもとに嫁ぐ。彼女の手話は娘のフロラが訳し、また、彼女は自分の感情を一台のピアノの旋律に託した。しかしスチュアートは、野生的な男ベインズの土地と引き換えに、そのピアノを渡してしまう。エイダに秘かに思いを寄せるベインズは、彼にピアノを教えるなら、ピアノを返すと彼女に提案するが…。
(c) 1993 JAN CHAPMAN PRODUCTIONS & CIBY 2000