ジャン・ルノアール監督が手掛けたフィルムノワール。町工場で働きながら小説を書いている青年が犯した犯罪と、その顛末を描く。
小さな町工場の印刷所で働きながら冒険小説を書いているアメデ・ランジュ。会社の経営に行き詰った社長のバタラはランジュを丸め込み、彼の小説を無断で出版して大当たり。だがその程度では借金を返せず、夜逃げしたバタラは列車事故で死んでしまう。自分たちで会社を管理することにしたランジュは、洗濯屋を営むヴァランティーヌや仲間たちと幸せに暮らしていたが、ある日、死んだはずのバタラが司祭に化けて舞い戻る・・・。
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