『アデル、ブルーは熱い色』のアブデラティフ・ケシシュ監督の人間ドラマ。チュニジア系移民の家族がレストラン開業に奔走する。
南仏の港町で暮らす初老のスリマーヌは、リストラの危機に瀕していた。そこで彼は愛人の娘・リムと共に、廃船を買い取って船上レストランを開く計画をたてる。しかしスリマーヌは、銀行の融資が降りず、役所の許可も得ることができない状況に頭を抱えてしまう。関係者を納得させるため、家族と共にプレオープンの試食会を開いたパーティーは盛り上がるものの、予定していたクスクスが届かずスリマーヌは窮地に立たされる。
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