クロード・ルルーシュ監督による愛憎ドラマ。“転生”をモチーフに、戦時下で家族を失ったユダヤ人女性の物語を回想形式で綴る。
ユダヤ人女流作家サロメが、近作の自伝的小説についてインタビューを受けている。第二次大戦中の悲しい出来事へのノスタルジーが彼女にこの小説を書かせたのだった。1940年。パリに住んでいた彼女の一家はナチスから逃れ、父親の友人が住む田舎の村に身を寄せていた。だが何者かの密告でゲシュタポに逮捕され、サロメ以外の家族が収容所で命を落としてしまう。やがて村に戻ってきたサロメは密告者を突き止めようとするが…。
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