映画に革命を起こしたベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが自身を主人公に撮り上げたセルフポート的な作品。
小さな部屋に若い女性がひとり。彼女は外出することもなく、1日1日家具を動かしては居心地の良い空間を探すことに執心している。やがて彼女は手紙を書き始め、その傍ら裸のままスプーンで砂糖をむさぼるようになる。長く降り続いた雪がやんだある日、彼女は服を着て部屋を出る。路上に立った彼女はヒッチハイクを始め、男が運転するトラックに乗り込む。彼女は男としばらく行動をともにし、ある場所へ向かう…。
(c)Chantal Akerman Foundation